› 耳は二つ、口は一つ › メントピ2:うつと復職2007年12月24日
うつと復職〜基本的な考え方〜

先日、こんなメッセージをいただきました。
うつが回復し、復職をした人に対して
職場の人間はどう接したらよいですか?
このブログの「うつエッセイ」にて私の手記を公開していますので
そちらもぜひ参考にして欲しいと思いますが
ここであらためて、うつ当事者からみた「復職」と「休職明け」の気持ちを
書いてみたいと思います。
うつの休職明けは、たいていの場合、
生活のしづらさ、生きづらさを感じています。
要因はいくつかあります。
たとえば・・・
・休んでしまった分申し訳ない。
・思うように仕事ができない自分が情けない。
・ただ座っているだけの自分が悲しい。・・・などなど
周囲と自分自身の葛藤という部分がまず存在します。
ただ、その自分自身の心の葛藤をさらに大きくさせるのが
職場の中のメンタルヘルスリテラシー不足です。
うつ病への根強い偏見や誤解があり、当事者が
見えないプレッシャーを感じていることが非常に多いのです。
その原因は簡単です。
それは多くに人がうつ病を誤解しているからです。
ここ数年うつは「心の風邪」「お薬で治ります」
という言葉が氾濫しました。
その言葉のおかげで心療内科の敷居が下がり、
沖縄県内でも37人に1人が心療内科に掛かる時代になりました。
しかし、その言葉は、うつは精神的に弱い人がなるもの、
ココロが弱い人がなるもの。ココロの病気という考え方も
広めてしまったような気がします。
誤解されている部分ですが、
うつ病になる人はココロが弱いからでも、
甘えているわけでもありません。
ストレスなどによって、意欲や活力などを伝達する
働きをしているセロトニンやノルアドレナリンという
脳内の神経伝達物質の働きが悪くなった結果なんです。
うつ病は心の病気というよりは脳の病気なのです。
よって、うつ病の人が飲む主な薬は、セロトニンやノルアドレナリンといった
脳内神経伝達物質のバランスの乱れを修正する薬なのです。
風邪を引けば、せきやくしゃみ、鼻声になります。
骨を折れば、ギブスをします。
しかし、うつ病の場合、脳の病気なので、
どこが病んでいるのか目には見えません。
それだけに、「元気なのにどうして?」
と思うことがあるかもしれません。
しかし、本人は結構深刻なココロの状況を押し殺して
会社に来ている場合もあります。
人それぞれ、うつの症状も違えば、できること・できないこと
にも違いがあります。なのですべての人に私の経験が
あてはまるとは思いません。
ただ、多くの人の取材でわかったことは、
本当は、会社で仕事ができるほど体力に自信はないけれど、
頑張って会社に来た。一人のときに電話が鳴ったらどうしよう、
対応できない事態が発生したらどうしようと
不安におびえながら仕事していることが多いようです。
もちろん私も同じような気持ちで当初は出勤していました。
「昔は何事もなかったかのように
こなしていた仕事を、どうしてできないの?」
と周りは思うかもしれませんが、
それ以上に、本人は戸惑いや不安を抱きながら
仕事をしていることが多いものです。
そういう状況であるということを分かって欲しいと思います。
2007年12月15日
復職する際に気をつけたいこと
ビジネスマンのうつの場合、
休職明けの勤務は、細心の注意が必要だといわれています。
当事者はもちろん、上司同僚がまず持つべき
スタンスは、うつは、風邪のように、
「昨日までしっかり休んだから今日から元気。」
という類の病気ではないということ。
また、糖尿病や高血圧のように、薬を飲みながら
病気と共存する慢性疾患でもありません。
あえて言うのであれば、
その間の「亜慢性」の病気と言っていいでしょう。
それだけに、ビジネスマンのうつの場合、
休んだ体を少しづつ、時間をかけて職場環境に適応させていく、
いわば「アイドリング」のような状況を続けながら
徐々に職場復帰を果たすということが、
うつ回復への鍵を握ります。
また、できる仕事・出来ない仕事は人それぞれですので、
どういう仕事はできて、どういう仕事は避けたほうがよい。
ということを、復職前に主治医とよく話し合う必要があるでしょう。
休職明けの勤務は、細心の注意が必要だといわれています。
当事者はもちろん、上司同僚がまず持つべき
スタンスは、うつは、風邪のように、
「昨日までしっかり休んだから今日から元気。」
という類の病気ではないということ。
また、糖尿病や高血圧のように、薬を飲みながら
病気と共存する慢性疾患でもありません。
あえて言うのであれば、
その間の「亜慢性」の病気と言っていいでしょう。
それだけに、ビジネスマンのうつの場合、
休んだ体を少しづつ、時間をかけて職場環境に適応させていく、
いわば「アイドリング」のような状況を続けながら
徐々に職場復帰を果たすということが、
うつ回復への鍵を握ります。
また、できる仕事・出来ない仕事は人それぞれですので、
どういう仕事はできて、どういう仕事は避けたほうがよい。
ということを、復職前に主治医とよく話し合う必要があるでしょう。





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