「いま」「ここ」を大切に。
FM沖縄アナウンサーとして、産業カウンセラー・キャリアコンサルタントとして、 そして食いしん坊として
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2008年01月31日

一度離れてみる-心の三叉路54-

日経新聞の夕刊スポーツ面に
「駆ける魂」という連載コラムがあります。

一度離れてみる-心の三叉路54-
今週はバレーボール選手、
竹下佳江選手が取り上げられていました。

180センチ以上の身長があって当たり前という世界で
159センチという小さい体で、
コートや選手の空気を察し的確なトスをさばく、
いわずと知れた名セッターの竹下。

身長が小さくても努力次第で全日本メンバーになれるんだ
という勇気を与えてくれた選手だと私は思います。

その竹下選手。
プレッシャーやさまざまなストレスが重なり燃え尽き
バレーボールからとにかく離れたいと思ったことがあるそうです。
2002年当時、所属していたNECを辞め、地元福岡に帰り、
別の仕事を探したそうですが、
遊びでやったビーチバレーが楽しく、
「またこういう気持ちでやれたらな」と
バレー熱に再び火がともり現役に復活。
その後の活躍はご存知のとおりです。

この連載を読んでふと思いました。
竹下選手の苦悩経験って、
時々私たちの生活の中で遭遇する話だなと。

たとえば、以前は好きでやっていた事が楽しくない。
気がつけば義務感から、いやいやこなしている。
そんなこと、ありませんか?

昔は楽しくやっていたはずなのに
いつの間にか達成感を味わえず、満足できない
という精神状態が続いているということに気がついたら
竹下選手にならい、自分なりの方法で一度そこから離れてみると
いいのかもしれません。

実際、竹下選手も一度バレーから離れてみたことで
視野が広がったといいます。
一生懸命のめり込むうち、気がつけば袋小路に入り込み、
そこから出られずもがいくということは、長い人生の中で
何度かあるはず。そんなときはしっかり休む、離れる
ことが必要ということなのかもしれません。

竹下選手の華麗なトス回しに
一試合一試合にかける「熱い思い」は
適度な休息が振り払った
苦悩の日々の歴史が形作ったものなんですね



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