うつエッセイ〜11〜自分らしさを探す旅

大城勝太

2007年12月14日 17:42

復職して今日現在で2ヵ月半が過ぎました。
元気に会社に出勤していますが、まだまだ完全ではありません。
仕事でもプライベートでもできること・できないことがあります。

依然として、人ごみは苦手です。
電話もかけるのも取るのも苦手です。
人と話をすることに難しいなと感じるときがあります。
最近は多少よくなりましたが、
さっき受けた指示を思い出せないときがあります。

でも、「以前のようにできない」といってあきらめたり
嘆いたりするのではな、無理のない範囲でどうすればできるかを
考えるようにしました。

どうしても人ごみに行かなければいけないときは
前後にしっかり休めるスケジュールにして出かけます。
人ごみの中ではこまめに休み、それでも無理なときはあきらめて帰ります。

苦手な電話も、無理なときは取りません。
電話をかける時は必ずシュミレーションをして台本を書きます。
そして普段人のいない会議室かければ、なんとか大丈夫です。

話すことが難しい場合はメールや手書きの手紙で
気持ちを伝えることにしています。

指示を受けるときは簡単なことでもメモをします。

抱えている問題を一気に解決しようとせず、
とにかくできること、できそうなことから
手をつけるようにしています。
「できない」と嘆くより、
時間はかかっても「できた」という結果を受け入れるように
しています。そして自分を褒めることにしています。

いたずらに将来の不安を抱くこともやめました。
今、抱えている不安や心配も解決されないのに、
将来の不安に立ち向かおうとするならば
身動きが取れなくなって、結局何もできません。
それに、今心配している将来の出来事は起きない可能性だってあります。
だから、いたずらに将来の心配はせず、一日一日を笑顔で一生懸命生きるには
どうすればよいかを考えるようにしています。

結局のところ、わたしはうつになるまで、
自分に真摯に向き合っていなかったのです。
だから、自分の体調や限界を顧みず、ビジネス書や他の人の話を
すべて受け止めようとしていました。
自分に真摯に向き合い、自分の良さや弱さを認めて初めて
相手の言動に真摯に向き合えるということをうつに教えてもらったのです。

私はネクタイを締め始めたその日から、
本当の意味での「自分らしさ」を探す旅がスタートしたと思っています。
まだまだスタートしたばかりですから、 落ち込んだり、完全ではない体調に
戸惑うこともあります。

ですが自分にしっかり向き合い、自分を認め、自分を褒めることを
忘れないようにしたいと思います。
そして、支えてくれている家内や両親、上司や友人に
心から感謝しつつ自分らしさを探す旅を続けていこうと思います。