一朝入魂(306) 真部「講話」の本当の問題

大城勝太

2012年02月02日 10:37

昨日に引続き、真部氏の「講話」をめぐりゴタゴタとしている。

防衛省の焦りか。
それとも普天間の固定化を狙った高度な演出なのか。
その本当の意図はわからない。

ただ、その「講話」が来週の宜野湾市長選挙に大きく影響する
ことに変わりはない。立候補を予定している二人の候補者に
とって迷惑な話である。

だからこそ、ここで一つ私達は冷静にならないといけない。

特に宜野湾市民には落ち着いた判断をしてほしい。怒りに
まかせて、向けるべきベクトルを間違わないで欲しい。

昨夕あたりのニュースから真部局長の「講話」を擁護する意見も
チラホラ見受けられるが、選挙を混乱させた道義的責任は重く
しかるべき責任を取る必要があろう。


ただ、今回の真部「講話」問題。一つの大きな問題点を提起したと思う。


今回のメールは共産党の赤嶺政賢議員が予算委員会で明らかにした
ものだが、どうやってこのメールが彼の手に渡ったのかということ。


誤解のないように一筆添えるが、私は赤嶺議員を批判するつもりもない。


ただ、国の安全保障を担う組織である防衛省内部のメールが安易に
証拠としてリークされたということは大きな問題ではないだろうか?
今回のメールの流出と国家機密の流出は別物と言い切れるだろうか。


「講話」の問題はもちろん、情報が流出した一件も含めて国を守る立場
にある組織として大丈夫なのかと一抹の不安を感じる。真部「講話」の
問題は、皮肉にも国家機密上の問題を露呈させたのかもしれない。

関連記事