一朝入魂(329)

大城勝太

2012年03月13日 05:58

去る日曜日仕事の合間を縫って、久しぶりに大城の祖母を訪ねた。

90を過ぎたあたりから、認知症がひどくなり施設に入って3年余り。
なじみの顔を一人、また一人と思い出せなくなる中、未だに覚えてもら
えているのがとても嬉しい。

私はちょっとした事情があって一歳まではこの祖母に育てられた。

それを知ったのはだいぶ大人になってからだが、幼い頃、祖母と
いると妙な安心感があったことを思い出し納得したことを覚えている。

性格も祖母に似ているとこがある。

しかも皮肉なことに「嫌だなぁ」と思う性格ほど私に色濃く遺伝している。
それに嫌悪感を抱く時期もあったが・・・それを否定するのは自らを
否定するようで・・・最近は肯定的にとらえるようにしている。

それだからこそ。
年を重ねれば重ねるほど…
祖母には元気でいてほしいと強く願う。
もっと頻繁に顔を出して祖母孝行しないといけない。

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