さようなら沖縄三越〜一朝入魂(612)

大城勝太

2014年09月21日 17:48

今日閉店する沖縄三越に出かけてきた。

そこにあって当たり前。

相当経営が厳しいらしいという話はずいぶん前から聞いていた。
いつか、こういう日が来るって・・・わかってはいたけれど
なくなるとなると本当に寂しい。



別れを惜しむようにたくさんの人が

そうそう。昔はデパートの日曜日ってこんな感じだった。
なんだかあまりにも懐かしくて涙が出てきた。

三越前というバス停もきっとなくなるのだろうなぁ。。。
せめてバス停の名前だけでも残らないかなぁ。

みずほ銀行那覇支店前にその座を譲るまで
長らくそこは県内ナンバーワンの地価を誇った。
まさに沖縄を象徴する場所だったのだ。



私の妻は三越が好きで、我が家の食器やタオルなど
みんな三越で揃えた。うちの息子のお返しもすべて三越に
お任せだった。顔なじみの店員さんもいて本当によくしてもらった。
それも今日限りと思うとなんだか寂しい。


一昨年なくなった祖母は伊江島から那覇に出て来ると
女学生時代の同級生とこの場所で待ち合わせをしていた。
この場所までよく車で送ったものだ。懐かしい

三越周辺を歩く

隣接する那覇タワーも解体工事に入っていた。
三越の看板と那覇タワーは国際通りのシンボル。
その二つを一気に失う。




よくお世話になった駐車場。
私の事をよく覚えていてくれて、
駐車料金の清算をする間に
出庫してくれていた。


駐車場に隣接する搬入口。



沖縄三越の前身大越百貨店を創業した
大城鎌吉さんは今日のこの日を天国で
どうお過ごしなのだろうか。

さような沖縄三越。
このさよならが地元に親しまれる
新しい国際通りの始まりとなりますように。



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