2019年03月16日
那覇市曙「しゃぶしゃぶ日本料理 古今」~口福の人(27)~

毎日のように車を走らせている道なのに、
歩いてみないと気づかないということがある。
先日紹介した中華料理の店「来福源」に何度か伺ううちに、
実はその数件隣に「古今」という看板を見つける。
はて、何の店だろうと少し歩いてみる。のれんには「日本料理の店」
とある。へぇ、、、こんな場所に日本料理の店があったんだ。
来福源同様、よく車を走らせている場所なのに
その存在に気付かなかったなぁ。
それから数日。気が付くと私はそのお店の前にいた。
本格的な中華のランチの次は、本格的な和食ランチを楽しもうではないか!
思い切ってその白いのれんをくぐる。
店内はカウンターとテーブル。ランチメニューを手にさて今日はなにを食べようかと悩む。

しかし、平日の昼間からしゃぶしゃぶ御膳とは贅沢だ。
これは流石にちょっとしたご褒美にとっておこう。
ステーキ御膳。これもいいけれど、せっかく日本料理の店に来たのだ
お肉の豪華なランチはまた日を改めよう。
となると、、、ちらし御膳くらいがちょうどいい。
よし!注文だ。
「お待たせしました」
おぉ~なんだこれは!ん?ちらし寿司はどこだ??
なんだこの野菜たっぷりのどんぶりは!そしてそびえたつこの
グラスに入っているチーズのような食べ物はなんだ??
これはもう、和食の箱庭ではないか!
よし、このお庭で銘一杯食のエンターテイメントを
楽しんでしまおうではないか!
まず目に入ったあふれるほどの野菜が載った
大きなどんぶりに箸をいれる。
ほほぅ、うどんか!うん。出汁がきいていて
野菜と、適度にこしのあるうどんの食感が楽しい。
そしてこの中心にそびえたつチーズのようなものはなんだ??
おっ!これは「嶺岡豆腐」か。牛乳を使って作った料理で、
むかし酪農の発祥の地の嶺岡牧場で、八代将軍徳川吉宗が
豆腐が食べたくなり、料理人が胡麻豆腐の要領で葛と牛乳で
作ったのが始まりとされている料理だ。
そして魚のあら煮。箸をいれるとすっと身がほぐれ、
甘辛い醤油だしがしっかりしみ込んでいる。
そして茶碗蒸し。こちらは豆乳ベースでヘルシーな仕上がりが嬉しい。
そして庭の中心であるちらし寿司。アボカドがいい味のアクセントと
なっていて美味しい。
四角四面の小さな食の箱庭は予想以上に奥深く、
味わい深い世界が広がっていた。
よーし、今度は少し奮発し、しゃぶしゃぶ御膳を食べにこようかな。
また一つ、会社の近くに美味しいお店がみつかった。
しゃぶしゃぶ日本料理「古今」
〒900-0002 那覇市曙3-11-1
センチュリーマンション101
【営業時間】ランチ11:30~14:00
ディナー18:30~23:30(日曜はディナーのみ)
【駐車場】あります。(3台)
Posted by 大城勝太 at 09:36│Comments(0)
│口福の人