「いま」「ここ」を大切に。
FM沖縄アナウンサーとして、産業カウンセラー・キャリアコンサルタントとして、 そして食いしん坊として
日々の生活の「気づき」と「学び」と「食の備忘録」を魂込めて書き残します。
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2007年12月14日

うつエッセイ〜9〜命を奪いかねない一言

特に最近はうつ病の治療薬としても使われていた向精神薬「リタリン」の問題もあって
「薬は癖になるからやめなさい」「もう元気なんだから、病院に行くのはやめなさい」と言ったアドバイスを親切心から言う人がいます。
特にうつ病について知っている「つもり」の人が強くそう勧めるケースに出くわします。

しかし、そのアドバイスは時としてうつで悩んでいる人の命をも奪いかねない一言
であるということに気付いてください。

うつ病の患者に起こっている脳内神経伝達物質のバランスの乱れは、
薬で調節しなければ治らないのです。なので自己判断で薬の量を調整したり、
薬の服用を止めたりすることは、 回復を遅らせたり悪化させるだけでなく、
脳内の神経伝達物質のバランスを崩し、最悪自殺への引き金を引いてしまうことが
あるのです

うつの薬には常習性や習慣性はないということ、
薬の調節は専門の先生でも判断が難しいということを念頭において、
薬を飲むことを否定したり、 通院をやめさせようとしないでください。






Posted by 大城勝太 at 17:40│Comments(0)
 
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