「いま」「ここ」を大切に。
FM沖縄アナウンサーとして、産業カウンセラー・キャリアコンサルタントとして、 そして食いしん坊として
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2007年12月14日

うつエッセイ〜7〜二度目の復職

3ヶ月の休職後、無事、復職を果たすことができました。

最初の復職と違い、今度の復職は主治医や上司、
私と家内の4人でよく話し合って決めました。
自分自身の状況を客観的に判断する上でも、要となる診察時に、
直属の上司や家内の同席は心強かったですし、 復職をスムーズに果たすことが
できたと思います。

ビジネスマンのうつの場合、休職明けの勤務は、細心の注意が必要だといわれています。
うつは、風邪のように、「昨日までしっかり休んだから今日から元気。」
という類の病気ではありません。
また、糖尿病や高血圧のように、薬を飲みながら
病気と共存する慢性疾患でもありません。
あえて言うのであれば、その間の「亜慢性」の病気と言っていいでしょう。
それだけに、ビジネスマンのうつの場合、休んだ体を少しづつ、時間をかけて職場環境に適応させていく、いわば「アイドリング」のような状況を続けながら徐々に職場復帰を果たすということが、うつ回復への鍵を握るのです。

うつが「亜慢性」の病気であること、アイドリングが回復に向けての重要なプロセスであるということを、本人はもちろんのこと、上司や同僚に理解してもらう必要が
あるでしょう。これが、復職を進める上で大きなポイントになると思います。

また、できる仕事・出来ない仕事は人それぞれですので、
どういう仕事はできて、どういう仕事は避けたほうがよい。ということを
復職前に主治医とよく話し合う必要があると思います。

私にとって一番ありがたかったのが、復職について話し合う診察のときに
直属の上司と家内が同席してくれたことでした。
主治医と上司は、私がする仕事、しようとする仕事が復職直後の私にとって
本当に負担にならないか、バックアップ体制はどうなっているかをはじめ、
総務的な段取りを綿密に話し合い、家内は見逃してはいけない私の体調の変化に
ついて相談しました。

四者協議の結果、復職後3ヶ月は一日最大6時間勤務の固定シフト。
対人折衝は極力避ける。と決まり、上司の目の前で診断書を書いてもらいました。
上司にはご足労かけましたが、主治医、上司、私、家内と復職に向けて共通認識が
できましたので2度目の復職は精神的にだいぶ楽でした。

とはいっても、復帰初日は、久々の勤務ということもあって、
自分のデスクに座っているだけでも疲れてしまいました。
そんな状況からのスタートでしたので、2日出勤したら1日休む。というような、
変則勤務が続きましたが、 2週間もすると6時間勤務に耐えられる体調になりました。

元来、せっかちな性格のため、焦ってしまうこともありますが、
そういうときは、将来いい仕事をするために今は充電しているんだと、
自分に言い聞かせるようにします。







Posted by 大城勝太 at 17:37│Comments(0)
 
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