「いま」「ここ」を大切に。
FM沖縄アナウンサーとして、産業カウンセラー・キャリアコンサルタントとして、 そして食いしん坊として
日々の生活の「気づき」と「学び」と「食の備忘録」を魂込めて書き残します。
てぃーだブログ › 大城勝太の一朝入魂 › 旧コラム:一朝入魂 › 一朝入魂(305)沖縄防衛局宜野湾市長選問題

2012年02月01日

一朝入魂(305)沖縄防衛局宜野湾市長選問題

今朝、県庁記者クラブに顔を出すとすでに取材依頼が。

一朝入魂(305)沖縄防衛局宜野湾市長選問題

今月5日告示。12日投開票の宜野湾市長選は安里前市長の
健康上の理由による辞職を受けたものだが、
革新系の伊波洋一元市長、保守系無所属佐喜真淳県議との
一騎打ちになる見通しだ。

新聞報道にもあるとおり、伊波・佐喜真氏ともに県外移設を公約
に掲げているが、強く基地反対を訴える伊波氏と、普天間の返還
停滞を回避したい佐喜真氏には若干の温度差がある。
そして、日米安保に対する考え方、自衛隊に対する考え方には
明確な違いがある。

その“温度差”と“違い”に賭けたのだろう。

沖縄防衛局の真部局長が、宜野湾市に選挙権のある防衛局の
職員や親戚のリストをつくり、10分間の局長講話を行ったという。

先ほどの速報で防衛省の鎌田昭良官房長は衆院予算委員会
理事会で、沖縄防衛局長から「特定候補者を支持するような
内容は確認されなかった」と報告をしたという。

しかしその一方で、講話出席者は日米安保、自衛隊を容認する
保守系の立候補予定者への投票を促す内容と受けとめた
という報道もある。

今回の一連の動きから感じるのは、日米合意の前進を強調する
政府の異常なほどの焦りだ。証拠の残るメールでのリスト作成の
呼びかけ、職員の親戚までも巻き込んだ講話の実施・・・関係する
人間の数を考えると水面下の動きにしてはあまりにお粗末だ。

いずれにしても国家権力への選挙の介入は言語道断である。
同じような事例が過去になかったかどうかを含め真相究明が急がれる。


同じカテゴリー(旧コラム:一朝入魂)の記事
一朝入魂(663)
一朝入魂(663)(2015-09-22 11:21)

一朝入魂(662)
一朝入魂(662)(2015-09-04 06:37)

一朝入魂(661)
一朝入魂(661)(2015-09-03 06:53)


 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。