2012年02月21日
一朝入魂(319)
「マジやばい!! 良いの悪いの どっちなの」
という今回のサラリーマン川柳に共感した人はどのくらいだろうか。
私だって人並みに「やばい」という言葉は使うが・・・最近その
「やばい」はどっち?と首をかしげることが正直増えた。
社会人になってそろそろ10年。
「やばいよ~やばいよ~」っと出川哲郎並に叫びながら何とか
ピンチを乗り越えてきた。(先輩に助けられて乗り越えられた・・・が正確)
しかし、最近は若い世代を中心に感動を表す表現として「やばい」
が定着していることにどうも違和感を覚えるのだ。
今日大学の構内で耳に入った
「やばい、ちょ~このリクルートスーツイケてる」という言葉に
なんだか違和感を覚えると同時に「私が面接官だったら絶対に採用
しないな」なんて思わず意地悪が頭をよぎった。
やばいという言葉の語源、ご存知だろうか?
実はこれ、非常に興味深い。
「やばい」という言葉、「具合の悪いさま」「不都合」を
あらわす「やば」という形容動詞を形容詞化したもので、
泥棒が警察に捕まえられそうなときに発した隠語なんだ
とか。そう、その筋からするとかなり危険なときに発せ
られる言葉で、本来の意味は危険の察知であり感動の表出
ではないのである。
言葉は生き物でその変化は止められないものだとは思う。
その流れに沿って「やばい」という言葉は感動を表す言葉
としても市民権を得つつあるのかもしれない。
しかし、「ヤバイ」という言葉を文字に起こしただけでは
危険なのか感動なのかさっぱりわからないということに
言葉の貧しさを感じてしまうのは私だけだろうか。面接官
なら採用しないという前述の言葉もそこに所以がある。
「オンリーワン」を大切にと育った世代。私らしさを表す
唯一無二の言葉が溢れてもよさそうなものだが、その個性
を表す言葉が判で押したように「やばい」とあっては…
それこそ本当にヤバい気がする。
という今回のサラリーマン川柳に共感した人はどのくらいだろうか。
私だって人並みに「やばい」という言葉は使うが・・・最近その
「やばい」はどっち?と首をかしげることが正直増えた。
社会人になってそろそろ10年。
「やばいよ~やばいよ~」っと出川哲郎並に叫びながら何とか
ピンチを乗り越えてきた。(先輩に助けられて乗り越えられた・・・が正確)
しかし、最近は若い世代を中心に感動を表す表現として「やばい」
が定着していることにどうも違和感を覚えるのだ。
今日大学の構内で耳に入った
「やばい、ちょ~このリクルートスーツイケてる」という言葉に
なんだか違和感を覚えると同時に「私が面接官だったら絶対に採用
しないな」なんて思わず意地悪が頭をよぎった。
やばいという言葉の語源、ご存知だろうか?
実はこれ、非常に興味深い。
「やばい」という言葉、「具合の悪いさま」「不都合」を
あらわす「やば」という形容動詞を形容詞化したもので、
泥棒が警察に捕まえられそうなときに発した隠語なんだ
とか。そう、その筋からするとかなり危険なときに発せ
られる言葉で、本来の意味は危険の察知であり感動の表出
ではないのである。
言葉は生き物でその変化は止められないものだとは思う。
その流れに沿って「やばい」という言葉は感動を表す言葉
としても市民権を得つつあるのかもしれない。
しかし、「ヤバイ」という言葉を文字に起こしただけでは
危険なのか感動なのかさっぱりわからないということに
言葉の貧しさを感じてしまうのは私だけだろうか。面接官
なら採用しないという前述の言葉もそこに所以がある。
「オンリーワン」を大切にと育った世代。私らしさを表す
唯一無二の言葉が溢れてもよさそうなものだが、その個性
を表す言葉が判で押したように「やばい」とあっては…
それこそ本当にヤバい気がする。
Posted by 大城勝太 at 02:18│Comments(0)
│旧コラム:一朝入魂