2014年02月13日
聞得大君誕生再演決定!〜一朝入魂(564)
昨年3月に東京・沖縄で初演され話題となった新作組踊
「聞得大君誕生」が今年の5月22日からの4日間、
国立劇場おきなわで再演されることになった。
もちろん主演は昨年に引き続き、歌舞伎女方の人間国宝
俳優・演出家の坂東玉三郎さん。
昨夜、再演にかかる制作発表記者会見を取材してきた。

会見ではまず作者の大城立裕さんが
「再演を前にそもそも、坂東玉三郎さんに主演を
して頂いて、新作を書く機会にめぐまれたことを
嬉しく思う。しかも初演だけならず再演にこぎつけ
られたことはこれ以上の名誉な事はない。」と挨拶。

大城さんによると、実は初演に24回も手を入れたが
再演あたって、また書き直しがあったのだそう。ただ
これは玉三郎さんの芸術家としての執念あってのこと。
だから、実は今回の再演にあたり新しい書き足しがある。
それをご期待頂きたい。と今回の再演の見所を紹介
自身21番目の作品だがこれが最高の作品だと自負して
いると述べた。
続いて今回の再演にあたり玉三郎さんと共同演出を務めた
嘉数道彦さん

玉三郎さんと一緒に新しい舞台を作るということで学ぶ
機会の多い公演だったが、今回もそれをさらに練り上げて
の再演ということで名誉で嬉しい機会。今回は新たに
中堅若手の実演家が玉三郎さんと向き合って練り上げることが
できたこと。そこが新たな見所となるかと思うと話した。
今回は創作舞踊「蓬莱島」という新作を披露する。
この取り組みは、琉球舞踊の魅力を伝えていくのか
玉三郎さんや出演者と話し合い共同作業で、どういう目線で
進めていけばいいか一から作った。全くの新作ではないが、
伝統芸能を大切にしつつ、その魅力がより伝わるようにする
にはどうすればいいかを考えた演出・構成となっている。
心を一つにして玉三郎さんの力をかりて、初演より
さらに磨きのかかった再演にしたいと決意を語る
演出・主演を務める坂東玉三郎さん

様式の違った演劇をすることは私の長い演劇人生でも
珍しい。去年より少しでも滑らかな演技ができるよう
心がけたい。新しい監督になり、共演者同士、いい意味で
お互いに意見を言い合えるようになった。またみんなが
やりたい方向性を予測してくれるので、飛んだ話をしても楽
そういう前向きな体制で臨めることを嬉しく思う。と語った。

実はこの記者会見の後もけいこが控えているといい
玉三郎さんをはじめ、制作に関わる人すべてが、再演に向けて
非常に熱心に、非常に熱っぽく取り組む姿勢が伝わった。
初演同様素晴らしい公演になるのではないかと思う。
5月の県内公演は劇場窓口と、応募抽選(郵送)での販売となる
そうだ。受付は来月1日から14日まで。
問い合わせ:国立劇場おきなわ チケットカウンター
098-871-3350
「聞得大君誕生」が今年の5月22日からの4日間、
国立劇場おきなわで再演されることになった。
もちろん主演は昨年に引き続き、歌舞伎女方の人間国宝
俳優・演出家の坂東玉三郎さん。
昨夜、再演にかかる制作発表記者会見を取材してきた。

会見ではまず作者の大城立裕さんが
「再演を前にそもそも、坂東玉三郎さんに主演を
して頂いて、新作を書く機会にめぐまれたことを
嬉しく思う。しかも初演だけならず再演にこぎつけ
られたことはこれ以上の名誉な事はない。」と挨拶。

大城さんによると、実は初演に24回も手を入れたが
再演あたって、また書き直しがあったのだそう。ただ
これは玉三郎さんの芸術家としての執念あってのこと。
だから、実は今回の再演にあたり新しい書き足しがある。
それをご期待頂きたい。と今回の再演の見所を紹介
自身21番目の作品だがこれが最高の作品だと自負して
いると述べた。
続いて今回の再演にあたり玉三郎さんと共同演出を務めた
嘉数道彦さん

玉三郎さんと一緒に新しい舞台を作るということで学ぶ
機会の多い公演だったが、今回もそれをさらに練り上げて
の再演ということで名誉で嬉しい機会。今回は新たに
中堅若手の実演家が玉三郎さんと向き合って練り上げることが
できたこと。そこが新たな見所となるかと思うと話した。
今回は創作舞踊「蓬莱島」という新作を披露する。
この取り組みは、琉球舞踊の魅力を伝えていくのか
玉三郎さんや出演者と話し合い共同作業で、どういう目線で
進めていけばいいか一から作った。全くの新作ではないが、
伝統芸能を大切にしつつ、その魅力がより伝わるようにする
にはどうすればいいかを考えた演出・構成となっている。
心を一つにして玉三郎さんの力をかりて、初演より
さらに磨きのかかった再演にしたいと決意を語る
演出・主演を務める坂東玉三郎さん

様式の違った演劇をすることは私の長い演劇人生でも
珍しい。去年より少しでも滑らかな演技ができるよう
心がけたい。新しい監督になり、共演者同士、いい意味で
お互いに意見を言い合えるようになった。またみんなが
やりたい方向性を予測してくれるので、飛んだ話をしても楽
そういう前向きな体制で臨めることを嬉しく思う。と語った。

実はこの記者会見の後もけいこが控えているといい
玉三郎さんをはじめ、制作に関わる人すべてが、再演に向けて
非常に熱心に、非常に熱っぽく取り組む姿勢が伝わった。
初演同様素晴らしい公演になるのではないかと思う。
5月の県内公演は劇場窓口と、応募抽選(郵送)での販売となる
そうだ。受付は来月1日から14日まで。
問い合わせ:国立劇場おきなわ チケットカウンター
098-871-3350
Posted by 大城勝太 at 06:34│Comments(0)
│旧コラム:一朝入魂