2014年09月18日
尚育王の肖像画 「御後絵」~一朝入魂(609)~
明日からいよいよ首里城では
黄金御殿企画展
御後絵(おごえ)復元された尚育王肖像画
が始まります。
歴代国王のうち、第二尚氏18代尚育王の肖像画
「御後絵」を復元。明日から展示スタートです。

Fine!でお世話になっている首里城公園の上江洲さん
の案内で先ほど一足先に見てまいりました。
(今回は特別に写真の撮影・掲載許可を頂いています)
ちなみに御後絵とは、国王の肖像画のことで、
沖縄戦により消失し現物は残っていません。
しかし鎌倉芳太郎により撮影されたモノクローム
写真が残っていて、その写真を元に、類似事例調査や
モノクロ撮影試験、彩色制作を経て、7年かけて復元
したのだそうです。
実際に絵を見てみると、まるで浮き出てくるような立体感。

特に尚育王のひげ周りにそれを強くみてとれます。

ただ、上江洲さんによると、ひげの奥に薄く描かれている
着物の彩色がうまくいかないとこの絵は失敗だったとか。
それだけ細部にわたり細かく忠実に再現された1枚なんです。
御後絵(おごえ)復元された尚育王肖像画
明日から来年4/23日までの開催ですが、今回復元された
いわゆる「本物」の展示は凡そ1ヶ月ほど。文化財保護の観点
からそれ以降はレーザープリンターでコピーしたレプリカの
展示になるのだそうです。是非皆さんお出かけください。
黄金御殿企画展
御後絵(おごえ)復元された尚育王肖像画
が始まります。
歴代国王のうち、第二尚氏18代尚育王の肖像画
「御後絵」を復元。明日から展示スタートです。

Fine!でお世話になっている首里城公園の上江洲さん
の案内で先ほど一足先に見てまいりました。
(今回は特別に写真の撮影・掲載許可を頂いています)
ちなみに御後絵とは、国王の肖像画のことで、
沖縄戦により消失し現物は残っていません。
しかし鎌倉芳太郎により撮影されたモノクローム
写真が残っていて、その写真を元に、類似事例調査や
モノクロ撮影試験、彩色制作を経て、7年かけて復元
したのだそうです。
実際に絵を見てみると、まるで浮き出てくるような立体感。

特に尚育王のひげ周りにそれを強くみてとれます。

ただ、上江洲さんによると、ひげの奥に薄く描かれている
着物の彩色がうまくいかないとこの絵は失敗だったとか。
それだけ細部にわたり細かく忠実に再現された1枚なんです。
御後絵(おごえ)復元された尚育王肖像画
明日から来年4/23日までの開催ですが、今回復元された
いわゆる「本物」の展示は凡そ1ヶ月ほど。文化財保護の観点
からそれ以降はレーザープリンターでコピーしたレプリカの
展示になるのだそうです。是非皆さんお出かけください。
Posted by 大城勝太 at 17:30│Comments(0)
│旧コラム:一朝入魂