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2019年01月27日

向田邦子の恋文

先週、向田邦子の終の棲家である
「南青山第一マンションズ」を訪ねて以降
向田邦子熱が収まらない。

2004年にTBSで放送された
「向田邦子の恋文」を見た。


私は向田邦子をテーマに卒論を書いた。
その執筆中に世に出たのが
向田の妹、向田和子の「向田邦子の恋文」だった。

生涯独身を貫いた彼女が
男女の機微に富んだ作品が書けるのか
わたしが最後まで解けなかった謎が
「恋文」の存在で解けたのである。

恋文を世に晒す必要はなかったのでは?
なんて批判があったが、私は和子さんの
英断にむしろ感謝した。

ドラマでは山口智子さんが長年の沈黙を破り
ドラマの主演を務めた。

向田のエッセイや文学作品に目を通していれば
わかる演出が随所に散りばめられた作品である。

途中から、山口智子さんが向田邦子に見えて
くるくらい素晴らしい演技だ。

向田邦子の恋文


人には人の人生があり、
向田が妻子のあった中原歩という男を愛したことを
責める人もいる。それを美化したドラマだと批判する人もいる。

でも向田は中原歩という男を一途に愛し
彼も向田邦子という女性を愛した。
向田作品は、父親と中原歩がいなければ成立しない。
それだけは事実だと思う、


ちょっと強いお酒を煽って
眠りにつきたい。


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Posted by 大城勝太 at 22:19│Comments(0)日々の備忘録
 
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