「いま」「ここ」を大切に。
FM沖縄アナウンサーとして、産業カウンセラー・キャリアコンサルタントとして、 そして食いしん坊として
日々の生活の「気づき」と「学び」と「食の備忘録」を魂込めて書き残します。

2008年06月30日

心理検査

昨日ある認知行動療法の専門家の先生の話を聞く機会がありました。

その中で非常に興味深いなぁと感じたのが
入社試験などで受験した心理検査(テスト)の結果を
都合よく自分勝手に解釈しては意味がありません。
ということ。

定規で長さを測って、
「あっ!当たっている。とか、間違っている」
という反応をしないのと同じで、心理検査の結果を見て
「あっ!当たっている。とか、間違っている」
ということは、本来不自然なはずだと。

つまり、クレペリン検査やロールシャッハテスト、
ビッグファイブ理論といった心理検査は、心の状態を知る
道具としてかなりの信頼性と妥当性を持って市販化された
もので、過信は禁物だがその結果はかなりの信頼性を
持ったものなんだそうです。

恥ずかしながら私、杉本、不遜にも
心理検査と占いの結果を同じぐらいのレベルでしか
とらえていませんでした。本当にゴメンナサイ。

今回の話を自分に当てはめることで気づいたことが一つ。
心理検査をすることで、自分が認めたくない性格特性が
出てきたときに「検査のほうが間違っている」と、自分を
否定しテストの信用性を疑うことが多いということは、
等身大の自分を受け入れることがとても難しいということの
証明となるのではないか?ということ。

「自分のことは自分が一番よく分かる。」

人はそう思いがちですが、結局自分のことは自分が一番
よく分からないのかな?と思うのです。
それゆえに、様々な努力をして自分に向き合い、自分を知ろう
とする努力が必要なんでしょうね。
そしてその努力があってはじめて自分を大事にし、相手に
思いやりを示せるのではないだろうか?と思います。


タグ :心理検査

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