2011年05月04日
勝負を挑む時
衣替えをしてちょうど一週間が過ぎた。
社会人生活を始めておよそ10年。
先述のとおりパリッとしたシャツを着ないと仕事をしている気
にならないという理由で夏場でも糊を効いたシャツを着てきた。
洗濯の後、キーピングで糊付けし、脱水をして干す。
アイロンをかける瞬間もまた楽しいのだ。
さすがにここ数年はかりゆしでなかれば都合の悪い場もあ
り、何枚かはいつでも袖を通せるよう準備しているが、やは
りYシャツでなければ仕事をしている気になれず結局は仕
事着の王座からYシャツが転落することはなかった。
そんな私がポロシャツ出勤を続けているのだ。
東日本大震災の後、私はしきりにエネルギーと私たちの生
活の在り方を考えようと訴えてきた。もっと具体的に言えば
電気と私たちはどう向き合うべきかを考える必要があると。
原発と共生共存を続けていくのか、廃止するのかは今後基
地問題以上の争点となるのは火を見るより明らかである。
しかしどういう結論が導かれたとしても、限られた資源の中
で私たちは生きるという現実に変わりはなく、自分の生活の
中でより自然との共生に近づく行動が必要である。その第
一弾が私にとって服装のチェンジだったのである。まずは
季節に適応した服装をこころがけることから始めようと思っ
たのだ。
ポロシャツは身軽で動きやすい。
しかし一方で鏡に映る自分がダラけて見える。お休みの格
好だし、なんだか仕事ができなさそう。。。と、思ったときふ
と私は気がついた。
今までYシャツを好んで着ていた原因だ。
実のところ「テンション」というのは表向きの理由で本当は
「仕事ができるように見せたい」だけだったのだ。ラフな服
装が主流の職場であえてYシャツやスーツを着ることで精
一杯背伸びして「できる男」を演じていたのかもしれない。
マスターベーションである。
そう気づいたとき、ポロシャツでの出勤をしている自分の服
装が気にならなくなった。仕事ができる出来ないの評価は
自分がするものではなく、周囲がするものだ。認めてもらう
ために頑張ろうというパワーが逆にみなぎるようになてきた。
暑い夏場に長袖のYシャツを着ることで変な自尊心とプライ
ドをまとっていたのかもしれない。それから解き放たれた今、
私にとって本当のスタートラインが見えてきたようでならない。
勝負を挑むときだと、ユニクロのおよそ1500円が叫ぶ。
社会人生活を始めておよそ10年。
先述のとおりパリッとしたシャツを着ないと仕事をしている気
にならないという理由で夏場でも糊を効いたシャツを着てきた。
洗濯の後、キーピングで糊付けし、脱水をして干す。
アイロンをかける瞬間もまた楽しいのだ。
さすがにここ数年はかりゆしでなかれば都合の悪い場もあ
り、何枚かはいつでも袖を通せるよう準備しているが、やは
りYシャツでなければ仕事をしている気になれず結局は仕
事着の王座からYシャツが転落することはなかった。
そんな私がポロシャツ出勤を続けているのだ。
東日本大震災の後、私はしきりにエネルギーと私たちの生
活の在り方を考えようと訴えてきた。もっと具体的に言えば
電気と私たちはどう向き合うべきかを考える必要があると。
原発と共生共存を続けていくのか、廃止するのかは今後基
地問題以上の争点となるのは火を見るより明らかである。
しかしどういう結論が導かれたとしても、限られた資源の中
で私たちは生きるという現実に変わりはなく、自分の生活の
中でより自然との共生に近づく行動が必要である。その第
一弾が私にとって服装のチェンジだったのである。まずは
季節に適応した服装をこころがけることから始めようと思っ
たのだ。
ポロシャツは身軽で動きやすい。
しかし一方で鏡に映る自分がダラけて見える。お休みの格
好だし、なんだか仕事ができなさそう。。。と、思ったときふ
と私は気がついた。
今までYシャツを好んで着ていた原因だ。
実のところ「テンション」というのは表向きの理由で本当は
「仕事ができるように見せたい」だけだったのだ。ラフな服
装が主流の職場であえてYシャツやスーツを着ることで精
一杯背伸びして「できる男」を演じていたのかもしれない。
マスターベーションである。
そう気づいたとき、ポロシャツでの出勤をしている自分の服
装が気にならなくなった。仕事ができる出来ないの評価は
自分がするものではなく、周囲がするものだ。認めてもらう
ために頑張ろうというパワーが逆にみなぎるようになてきた。
暑い夏場に長袖のYシャツを着ることで変な自尊心とプライ
ドをまとっていたのかもしれない。それから解き放たれた今、
私にとって本当のスタートラインが見えてきたようでならない。
勝負を挑むときだと、ユニクロのおよそ1500円が叫ぶ。
Posted by 大城勝太 at 12:12│Comments(1)
│旧コラム:コラム心の三叉路
この記事へのコメント
はじめて書き込みさせていただきます。バオバブの木さんのブログに好き勝手書き込みさせていただいておりました者です。
京都舞鶴在住のものです。関西はまだ梅雨空で、体の調子も梅雨の時期に合わせたようによくありません。うつも季節性のものなのでしょうね。ただ元気だったときも、やはりこの時期不眠などの症状はありました。うつに限らずどんな人でも、多かれ少なかれ体調を崩しやすい時期なのでしょう。
今年の夏は昨年より暑くなるとのことで、電力供給が問題となっています。私の住む京都府舞鶴市は福井県のすぐ隣なのですが、福井県は原発の数が最も多い県で、6箇所で合計13基の原子炉があります。舞鶴市の10キロほどの距離にも高浜原発があり、もし今回の大震災のような被害があればと思うと、本当に他人事ではありません。
原発は危険だということを再確認させられた今回の震災ですが、ただ日本一多くの原子炉を持つ福井県の知事が、「国が納得のいく指針をださないと、現在定検中の原子炉の再起動は許可しない!」などと言っていることもどうなのかな、と思ってしまうのは私だけでしょうか?戦後の高度経済成長に伴い、国の方針で原子力発電が全国に普及し、福井の地方自治体もたくさんの原発を誘致してきました。あの有名な「高速増殖炉もんじゅ」も福井県にあります。今まで福井県は原発の恩恵をどれだけ受けていたのでしょうか。福井県内の原発を受け入れた各自治体にばら撒かれた莫大な金は何のためのものでしょうか?それは原発の危険性を認識した上で甘受した恩恵ではかったのでしょうか?それを今更国や電力会社のせいにして、あたかも被害者のように振舞っている福井県や地方自治体には、「ちょっと待てよ」と言いたくなります。まあ知事としては県民の命を預かる身なので、いたしかたないという立場も分かりますが、福井県の原発の電力は関西圏全てに供給されており、また東日本への融通電力も考慮しなければなりませんから、福井県だけの問題ではありません。もう少し慎重になるべきではないかと思います。
結局のところみんな悪いんですね。原発を誘致した地方自治体も悪いし、安全基準を甘く見ていた国や電力会社も、みんな悪いんです。こんな時だから「もっとみんな協力しようよ」と思ってしまいます。「首相退任、政権交代」とか、「責任の所在の追及」とか、そんなこと言ってる場合じゃないでしょう。被災された方々の気持ちを少しでも考えたことがあるのでしょうか?自民党の谷垣総裁は京都福知山(舞鶴の隣)の出身ですが、本当に情けないです。
余談ですが、原発に隣り合わせの舞鶴市は、危険なのにもかかわらず、何の恩恵も受けていないのは、なんだか納得いきません(#゚Д゚)ゴルァ!!。
京都舞鶴在住のものです。関西はまだ梅雨空で、体の調子も梅雨の時期に合わせたようによくありません。うつも季節性のものなのでしょうね。ただ元気だったときも、やはりこの時期不眠などの症状はありました。うつに限らずどんな人でも、多かれ少なかれ体調を崩しやすい時期なのでしょう。
今年の夏は昨年より暑くなるとのことで、電力供給が問題となっています。私の住む京都府舞鶴市は福井県のすぐ隣なのですが、福井県は原発の数が最も多い県で、6箇所で合計13基の原子炉があります。舞鶴市の10キロほどの距離にも高浜原発があり、もし今回の大震災のような被害があればと思うと、本当に他人事ではありません。
原発は危険だということを再確認させられた今回の震災ですが、ただ日本一多くの原子炉を持つ福井県の知事が、「国が納得のいく指針をださないと、現在定検中の原子炉の再起動は許可しない!」などと言っていることもどうなのかな、と思ってしまうのは私だけでしょうか?戦後の高度経済成長に伴い、国の方針で原子力発電が全国に普及し、福井の地方自治体もたくさんの原発を誘致してきました。あの有名な「高速増殖炉もんじゅ」も福井県にあります。今まで福井県は原発の恩恵をどれだけ受けていたのでしょうか。福井県内の原発を受け入れた各自治体にばら撒かれた莫大な金は何のためのものでしょうか?それは原発の危険性を認識した上で甘受した恩恵ではかったのでしょうか?それを今更国や電力会社のせいにして、あたかも被害者のように振舞っている福井県や地方自治体には、「ちょっと待てよ」と言いたくなります。まあ知事としては県民の命を預かる身なので、いたしかたないという立場も分かりますが、福井県の原発の電力は関西圏全てに供給されており、また東日本への融通電力も考慮しなければなりませんから、福井県だけの問題ではありません。もう少し慎重になるべきではないかと思います。
結局のところみんな悪いんですね。原発を誘致した地方自治体も悪いし、安全基準を甘く見ていた国や電力会社も、みんな悪いんです。こんな時だから「もっとみんな協力しようよ」と思ってしまいます。「首相退任、政権交代」とか、「責任の所在の追及」とか、そんなこと言ってる場合じゃないでしょう。被災された方々の気持ちを少しでも考えたことがあるのでしょうか?自民党の谷垣総裁は京都福知山(舞鶴の隣)の出身ですが、本当に情けないです。
余談ですが、原発に隣り合わせの舞鶴市は、危険なのにもかかわらず、何の恩恵も受けていないのは、なんだか納得いきません(#゚Д゚)ゴルァ!!。
Posted by mayuaki at 2011年06月14日 09:22