大城勝太の一朝入魂

我が家の新聞に毎週木曜日に織り込まれる週刊ほ～むぷらざとレキオ。
一週間のテレビ番組表が掲載されていて、意外と重宝しているのですが、
今朝いつものように紙面を眺めていると番組表に空白スペースが。
来週水曜日と木曜日のゴールデンタイムの番組内容が決まっていないという局が
あるのです。

私が記憶する限り、ゴールデンタイムの番組がこんな直前まで決まらないというこ
とはなかったと思います。震災の発生から一ヶ月が過ぎようとしていますが、震災前
の日常を国民すべてが取り戻せる環境は未だに見えてこない状況を象徴している
ような気がします。

さて、通常編成に戻ったようで、テレビ番組の内容は国民感情に配慮した吟味が
なされています。過激な罰ゲームを控えたバラエティをはじめ、刑事ドラマでも死体が
写るシーンなどはカットされている。そして歌番組が特別編成で組み込まれているの
もこれまた特徴的。



今朝のスポーツ紙に、岩手県陸前高田市出身の歌手千昌夫さんが
避難所を訪ねた時の話しが書かれていました。「歌える状況ではない」と
思っていた彼が、被災者の強い要望で歌ったのは「北国の春」。
避難所を勇気づけたという。

「あの故郷に帰ろうかな」と千昌夫が歌う岩手でも昨日うぐいすの初鳴きが
観測されました。岩手の春はいっきに訪れるものだとか。難航する復旧作業
だけど、岩手の春のように一気に復興できるようその下支えができるよう尽力
していきたいと思います。