「いま」「ここ」を大切に。
FM沖縄アナウンサーとして、産業カウンセラー・キャリアコンサルタントとして、 そして食いしん坊として
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2018年12月03日

「ぼっち職場」になっていませんか?

「ぼっち職場」が増えたなぁと感じることが多い。
これは私が作った造語である。
「ぼっち職場」になっていませんか?
あなたの職場をこういう状況に陥っていないだろうか?
会社という集団にいながら、孤独を感じていないだろうか?

「ぼっち職場」には2つの特徴がある。
「ぼっち職場」になっていませんか?

まずは、IT機器の増加。
効率化を進めた結果、社外にいても、タブレット端末やスマホ、
ノートパソコンなどを常時持ち歩き、文字どおり「ぼっち」で
仕事をし、判断をする時間が増えた。

続いては、アウトソーシングの増加。
コストを削減するため、あるいは働き方改革を推進するため
業務の一部、あるいは全部をアウトソーシング、外部に出して
仕事を進める企業が増えてきた。そのため、社内に残る正規スタッフは
ほとんどが高度な判断ができるある種マネージャーのような存在となり
チームとしての組織が機能不全を起こしている。

しかもこの二つが見事に融合すると、「ぼっち職場」率は高くなる。
上司もプレイングマネージャーということが多く、上司もなかなか
メンバーをフォローできない。もちろん、ITで見える化は進んで
いるから、仕事の進捗は理解できても、メンタル面ではフォローが
できない。PCやタブレットの画面上では進捗しているプロジェクト
が、あるときふとした狭間の業務が止まり、おかしいなと気付いた
時には、メンバーの仕事の負担に偏りがあり、メンタル不全を起こ
してプロジェクトの進行に支障をきたすというケースをよく耳にする。

業務の効率化を名目に、最近の職場から「会話」が消えたと言われる。
もちろん、私的な話や噂話を延々としてもらっては困るが、
一にも二にもコミュニケーションが重要だ。

「ぼっち職場」になっていませんか?

このスライドにあるように、まずは、朝礼や仕事のスキルを
共有できる場を復活・充実させることがまず最初にできること
であろう。続いては、連携・支援の仕組みづくりだ。
仕事を完全に個別化せず、メインとサブというふうに必ず連携の
体制をチームとして作ることが求められるであろう。
一人にさせないことは、業務の負担を減らすだけではなく
不正を未然に防ぐためにも必要なシステムである。

これからの日本は働き方、働く場、働く人の環境がより多様化する。
しかし、私たち一人一人がその多様性を受容しなければ、
さらに「ぼっち」が会社の中で増殖してしまい、チームが本来持つ力を
発揮できないかもしれない。
「ぼっち職場」になっていませんか?

介護しながら、子育てしながら働く。
有能な人材がそれらの理由で職場を去らなければならないような
職場環境は避けたい。それに伴い、働く場所や働く時間が違ってくる。
そのための仕組みづくりや協働の形を構築しなければならない。

そして、重要なのが働く人の多様化への理解。
今後一層増えるであろう外国人の同僚への理解。
LGBTへの正しい理解。
加えて障がいを共にしながら働く人への理解、障がいそのものへの理解も
私たちは必要である。

また、表にはあげていないが、古くて新しい永遠の課題的な問題が
雇用形態の違いを乗り越えどう一つの仕事を成し遂げるのか。
金銭的な問題の解消ではなく、日々の思いやりや配慮から生まれる
強固な信頼関係がなければ難しいだろう。

周りに人はいるけれど、孤独を感じている、孤独になっている社員は
いないだろうか?「ぼっち」にさせないためにまずは行動しよう。
まずは、「おはよう」の挨拶でいい。そこからはじめてみよう。


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