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2018年12月12日

ほどよい時間「いま」と「むかし」

長くもなく、短くもなく。「ほどよく」と感じる時間というものがある。
しかしその「ほどよさ」も時間の経過と共に変化するようだ。

というのも、時計メーカーのシチズンがこのほど、
20歳以上の働く男女に「ほどよい」と感じる時間の長さをアンケートし、
平成元年との調査結果を公表した。
ほどよい時間「いま」と「むかし」

これがなかなか興味深い。
例えば社内会議。現代の働く人は40分が程よいと感じていたようだが
30年前は1時間13分くらいが程よい時間だったらしい。

そして飲み会の時間も、当時は2時間24分が理想と答えたのに対し
現代は1時間41分と1時間41分も減少している。

ちなみに1か月あたりの残業は3時間16分減少の12時間39分。
これは新しい時代、さらに減りそうだ。

興味深いのが夫婦喧嘩が終わるまでの時間である。
30年前は仲直りまで17時間21分かかっていたものが
平成の終わりには、9時間56分と、7時間半も減っている。
以前にくらべると、「ごめんなさい」と素直に謝ることが
できるようになったのかもしれない。

一方増えたものもある。
それは職場でパソコンなどの情報端末に触れる時間。
1時間36分増えて、2時間53分。ほぼ倍増だ。
情報のやり取りが紙からデータに移行している。

家族のだんらんも11分増えて、1時間49分。
新しい時代はもう少し増えてほしい。

最後に夏休みの日数。
残念ながら0.8日減って8.2日。
これも新しい世代での伸びを期待したい。

個人的には飲み会の時間や
休みの日数が減っているのが気になる。
失われた時代の特徴なのだろうか。
休むよりも、働いたほうがいい
お金を使う娯楽をできるだけ避ける
そういう社会の傾向も「ほどよさ」の変化から
透けて見えるような気がする。


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