2018年11月27日
「大横綱」〜表現の部屋(10)大のつく言葉の読み方〜
朝一でまとめようと思っていたブログの更新が
こんな時間になってしまった。
個人的に朝一番に驚いたニュースが
「平成の大横綱 貴乃花が離婚」の一報。
詳細は「ワイドショー」並びに「スポーツ紙」、
「週刊誌」にお任せするとして
ここは「表現」という観点でお話しをしたい。
「平成の大横綱」というキーワードを、
皆さんはどう読むだろうか?
正解は「だいよこづな」である。
では、解説を。。。となるのがこのカテゴリーの常
なのだが、実は今日の結論からするとなぜそう読む
のが正しいとなったのかわからない。
ただ、「大」のつく言葉の読みには一定のルールがある。
一例を挙げよう。「失態」という言葉。
この言葉は「漢語」である。
なので「大」がつくと「だいしったい」となる。
この法則からすると、本当は「だいよこづな」ではなく
「おーよこづな」となるはずである。
しかし私たちは「だいよこづな」と読む
まぁ、例外のない規則はない。
こういうことは表現の世界では珍しいことではないが
それでこのブログを結ぶわけにはいかないので、NHKが
発行する、2017年3月号の放送研究と調査にて
「大」相撲の「大」横綱というコラムに解を求めるものとする。
<引用始め>
実は「大横綱」は、もともと「おー」と読まれていたようだ。
(中略)そもそも明治や大正の文献には「大横綱」という言葉
自体が出てこない(中略)「大横綱」は昭和に入って使われ始め、
昭和30年大に定着した。読み方が「おー」から「だい」に
変わったのがいつ頃七日、はっきりしない(中略)「大横綱」の
「大」は「偉大な」という意味だ。どういう人が「大横綱」なのか、
明確には決まっていない。しかし、「大横綱」と呼ばれる、常陸山、
双葉山、大鵬は、強いだけでなく、相撲界の精神的な支えになる
ような度量があると言われた横綱だ。(中略)「大」が「大記録」
など「大小あるもののうちの大」という意味でとらえられ、
「だい」と読まれるようになったのだろう。
<引用終わり>
と、いうことである。(笑)
せっかくなので、もう少し違えやすい「だい」or「おー」を
「大地震」これはどう読むだろうか?これは「おーじしん」
である。本来であれば、音読み(漢語)の前にきているため、
原則にのっとれば「だい」なのだが、慣用的にこちらは
「おーじしん」となっている。あと、大舞台も、法則に
のっとれば「だいぶたい」だが伝統的に「おーぶたい」と
読むようになっている。
こんな時間になってしまった。
個人的に朝一番に驚いたニュースが
「平成の大横綱 貴乃花が離婚」の一報。
詳細は「ワイドショー」並びに「スポーツ紙」、
「週刊誌」にお任せするとして
ここは「表現」という観点でお話しをしたい。
「平成の大横綱」というキーワードを、
皆さんはどう読むだろうか?
正解は「だいよこづな」である。
では、解説を。。。となるのがこのカテゴリーの常
なのだが、実は今日の結論からするとなぜそう読む
のが正しいとなったのかわからない。
ただ、「大」のつく言葉の読みには一定のルールがある。
一例を挙げよう。「失態」という言葉。
この言葉は「漢語」である。
なので「大」がつくと「だいしったい」となる。
この法則からすると、本当は「だいよこづな」ではなく
「おーよこづな」となるはずである。
しかし私たちは「だいよこづな」と読む
まぁ、例外のない規則はない。
こういうことは表現の世界では珍しいことではないが
それでこのブログを結ぶわけにはいかないので、NHKが
発行する、2017年3月号の放送研究と調査にて
「大」相撲の「大」横綱というコラムに解を求めるものとする。
<引用始め>
実は「大横綱」は、もともと「おー」と読まれていたようだ。
(中略)そもそも明治や大正の文献には「大横綱」という言葉
自体が出てこない(中略)「大横綱」は昭和に入って使われ始め、
昭和30年大に定着した。読み方が「おー」から「だい」に
変わったのがいつ頃七日、はっきりしない(中略)「大横綱」の
「大」は「偉大な」という意味だ。どういう人が「大横綱」なのか、
明確には決まっていない。しかし、「大横綱」と呼ばれる、常陸山、
双葉山、大鵬は、強いだけでなく、相撲界の精神的な支えになる
ような度量があると言われた横綱だ。(中略)「大」が「大記録」
など「大小あるもののうちの大」という意味でとらえられ、
「だい」と読まれるようになったのだろう。
<引用終わり>
と、いうことである。(笑)
せっかくなので、もう少し違えやすい「だい」or「おー」を
「大地震」これはどう読むだろうか?これは「おーじしん」
である。本来であれば、音読み(漢語)の前にきているため、
原則にのっとれば「だい」なのだが、慣用的にこちらは
「おーじしん」となっている。あと、大舞台も、法則に
のっとれば「だいぶたい」だが伝統的に「おーぶたい」と
読むようになっている。
Posted by 大城勝太 at 22:28│Comments(0)
│表現の部屋〜ことば編〜